【テレワーク】テレワークにもってこい⁉ホワイトボードアプリMiroが便利な件【ロシアIT】

みなさん、こんにちは。テクノソリューションです。

新型コロナウィルス蔓延の影響を受け、日常業務や講義で「オンライン」を取り入れた企業や大学も多いと思います。テレビ電話サービスやクラウドサービスなどの普及から、在宅勤務のハードルがぐっと下がったと思います。しかし、まだ煩わしさがあるのも事実です。

今回の記事では、その煩わしさを少しでも減らしてくれるサービス「Miro」を紹介いたします。

Miroとは

Miroとは「オンライン共同ホワイトボード」サービスです。簡単に説明すると、「ホワイトボード」と呼ばれるメモ等を書き込めるプラットフォームを、オンラインで複数人で共有することができるサービスです。

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miroのホワイトボード

ホワイトボードには、様々なテンプレート素材が用意されているため、簡単に表やツリーグラフ、フローチャートなどを簡単に書き込めます。また、Google DriveやGit Hub, Slackなどの外部サービスとの連携も可能です。

Miroを使ってみて

残念ながら、テクノソリューションではまだ利用できていません。しかし、大学のオンラインゼミでMiroを導入しましたので、その感想について伝えたいと思います。

私のゼミでは、皆の前で数式を解く必要があります。しかし、テレビ電話ではリアルタイムに数式を共有するのが難しいです。しかし、Miroを導入することにより、スマホタブレットから式を書き込み、共有することが可能になりました。画面共有をしなくとも、適当なホワイトボードに参加していれば、共有事項が確認できる点も便利だと感じました。さらに、ホワイトボードに書いた内容はサービス利用終了後も残るため、授業の復習もできます。 今は自習でもMiroを利用し、授業の課題の解き方なども、ゼミの仲間で共有しています。

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様々なテンプレートが用意されている。

テンプレートにはさまざまな表のフレームが用意されているため、例えば、ビジネスの場でも、アイデアの創出や共有などに利用できるのではと感じました。

Miroはロシア発のサービス⁉

Miroのメインオフィスは現在、アメリカのサンフランシスコにあります。しかし、サービスが生まれたのはロシアの都市ペルミ (Пермь)です。 現在でもペルミにはMiroのオフィスがあり、主に開発の拠点となっています。 元々はRealtime Boardという名前だったのですが、その当時から多くのベンチャーキャピタル(VC)から投資を受けていました。今後もロシアを代表するスタートアップとしての活躍に期待したいです。

まとめ

Miroの魅力が少しだけでも伝わったでしょうか? Miroの無料プランでは、ホワイトボードの数などに制限がかかるのみで、有料プランとほぼ変わらない機能を使うことができます。 オンライン上でアイディアの共有などをもっと快適にしたいや、打ち合わせをスムーズにしたいと考えている人は、一度Miroを利用してみてはいかがでしょうか。

【ロシアIT】テクノソリューションがロシアITビジネスに取り組む理由

皆さん、こんにちは。テクノソリューションです。

当社取締役の坂口が執筆したエッセイ「日露ITビジネスに懸ける想い」が北海道大学モスクワ国立大学共同オフィスの公式サイトにて、日本語とロシア語の2ヶ国語で掲載されました。

このブログでもロシアITに関する記事を複数掲載していきましたが、「なぜロシアITなんだ?」と疑問を抱いた人も多いのではないでしょうか?

今回のブログでは、そういった疑問に答えるべく、なぜ当社「日露ITビジネス」に取り組むのか紹介していきたいと思います。

1. 日露ITビジネスのきっかけ

当社が、ロシアITビジネスへの取り組みを始めたきっかけは、坂口が、学生時代のロシア留学から25年経った2018および2019年に、再度ロシアへ赴いたことです。ロシアのIT企業や教育・研究機関、またそれらに関係する商談会等のイベント参加を通して、ロシアの技術力やエンジニアのポテンシャルの高さを改めて再認識しました。 25年前の1994年はソ連邦崩壊後の社会混乱による影響で、日露間でのコンピュータビジネスは非常に難しい状況でしたが、いまは日露双方とも新しいビジネスに対する機運が高まっています。

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ロシアのリツェイ(専門学校)への訪問時の写真

しかし、日露間には政治的な問題やビジネス習慣・言葉の違い、情報の少なさ等から、お互いに対する興味・関心の温度差や壁を感じたそうです。そして、そのような状況を打破するために「日露ITビジネス」への取り組みがスタートしました。

2. 日露ITビジネスの課題

日露の間では、領土や平和条約等の問題がありますが、文化交流やビジネスの場などは年々増加しているように感じます。しかしながら、政治的・歴史的な理由から、ロシアへ悪い印象を持っている、若しくは無関心な日本人が大半ではないでしょうか。このようなロシアへの印象が、両国のビジネスの発展の歯止めになっていると思います。 IT業界に焦点を当てると、ロシアには高い技術力やユニークなサービスがあるものの、既に日本にも類似製品・サービスが存在したり、法的・慣習的に日本市場に取り入れることが困難などの理由から、商談が具体化しないことが多々あります。 こういった課題を乗り越えなければ、日露のビジネスはなかなか芽を出さないと思います。

3. ロシアと日本の社会問題

日露ビジネスの壁を超えるため、当社はロシアITの教育や人材といった点に注目をしました。その理由は両国の社会的な課題にあります。 まずは、日本についてです。日本のIT業界には多く難点があると思います。例えば、多重下請構造や、客先常駐、IT教育の遅れなどです。それらが原因で、AIやIoT、データ分析等の先端技術を使いこなせる「高度IT人材」の不足という大きな問題が発生しています。対するロシアは、国主導で「デジタル経済」を推進しています。国立の研究機関とIT企業、大学等の研究機関が相互に連携するエコシステムが出来上がっており、高い技術力を擁するIT人材の育成を行える環境が整っています。しかし、そのような背景にはエネルギーに依存した不安定な経済体制から脱却するという、ロシアが抱える構造的な課題が隠れています。

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ロシアの「デジタル経済」の元、政府によって開発されたテクノパークの1つ。大学や企業の出会いの場にもなっており、ITエコシステムを支える重要な基盤。

4. 日露ITビジネスの展望

両国の状況を照らし合わせた結果、たどり着いたものが「ロシアの高度IT教育の日本での展開」です。元々、ロシアは科学技術分野に秀でていました。冷戦時代はアメリカと宇宙開発で互角に争い、現代では国際プログラミングコンテスト数学オリンピックで何度も首位獲得をしています。そのような下地がロシアの科学技術教育の環境にはありましたが、IT企業・研究機関等での実務経験といった実践的な能力を得られる機会が、前述したエコシステムによって著しく増加しました。このような「ロシア型教育カリキュラム」を日本とロシア、双方の大学と共同で開発し、日本のIT業界が抱える課題を解決していきたいと思います。

日本人への教育だけでなく、ロシアのエコシステムで教育を受けたロシアIT人材への教育事業も計画中です。日本市場で働く際、即戦力となれるように、日本語や日本の労働慣行・法律等の教育を実施していきたいと思います。 さらに、当社の独自ネットワークを活かした、オフショア開発やR&D受託開発の展開等も計画中です。

5. まとめ

25年ぶりのロシア再訪がきっかけで始まった「日露ITビジネス」ですが、その最終的なゴールは「日本のロシアに対する態度を変革すること」です。IT教育やIT人材、オフショア開発等を窓口として、日本がロシアについて知ってもらうことで、豊かな文化交流や持続的な相互のビジネス展開が可能になると思います。 当社の活動を通して、一人でも多く「ロシア」について知ってもらえれば幸いです。

【テレワーク】テレワークになってから2ヶ月間経って思ったこと

みなさん、こんにちは。テクノソリューションです。

緊急事態宣言が解除されてから既に2週間程経ちましたが、みなさんの生活はどのようにかわったでしょうか。在宅勤務が終了し、以前のような「出社」や「登校」が再開した人、テレワークやオンライン授業が依然続いている方など様々ではないでしょうか。

テクノソリューションは、4月初旬から在宅勤務へとシフトしましたが、緊急事態宣言が終わったいまでもテレワークを続けています。

今までの約2ヶ月間のテレワークを通して、生活がどのように変化したのか、アルバイトの松浦君にお話を伺いました。

総合的に見て、テレワークの方が良い

約2ヶ月間、テレワークで業務を行っていますが個人的には、テレワークの方が良いです。 僕は11月からインターンシップという形で週1回のペースで、3月からはアルバイトとして毎日、テクノソリューションの本社へ行っていました。そのときよりも、今の方が快適に感じることが多いです。

特にテレワークの恩恵を感じるのは、満員電車に乗る必要がないときです。僕は埼玉県に住んでいるので、本社の八丁堀まで約1時間かかります。その移動時間が短縮され、なおかつストレスが溜まる満員電車に乗らなくて済むのはかなり大きいメリットだと思います。また、移動時間が短縮された分だけ他のことに時間を使えるのも良い点ですね。 また、家事などの物音で気が散ってしまうことも正直に言うとあるのですが、それよりも自室の慣れた環境で作業を進められるため集中が続くことが多いです。

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松浦君の作業机

ただ、もちろんテレワークにもいくつか悪い点はあると思います。例えば、体を動かしたり外出やコミュニケーションの機会が減ってしまい、精神的なストレスを少し感じることがあります。後は、アルバイトである僕特有の悩みだと思うのですが、自分の開発環境に若干ストレスを感じます。アルバイトであるため、自分のパソコンで業務をしなければならなく、パソコンの容量がある程度業務用のファイルなどで圧迫されてしまったり、ソフトウェアを快適に動かすレベルのスペックがなかったりといった点に少しだけ不満を感じています。

不安はすぐ払拭された

テレワークになると聞いたときは、期待と不安の両方を感じていました。 特に、業務中にわからないことがあった場合、質問等はどうすればよいのかということに不安を感じていました。しかし、チャットサービスで気軽に質問できる環境が整えられていたため、杞憂に終わりました。また、必要に応じてテレビ電話等を用いた対応等も可能です。ですので、この点に関してはいままでの形式の働き方と大差ないように感じます。

今後もテレワークを続けていきたい

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僕は今後もテレワークを続けていきたいと思います。やはり、通勤時間の短縮や慣れた環境での作業の恩恵が大きいからです。しかし、在宅勤務をする上でいくつか注意点もあると思います。まずは、現状や課題の共有です。テクノソリューションでは、業務開始と終了時に業務内容と進捗の連絡をしたり、社員さんが課題共有の場を作ってくれたりしたため、比較的お互いの状況がわかる環境にあると思います。今後も、社員さん達と協力して「共有」を怠らないようにしていきたいです。あとは、業務外や休み時間に定期的に体を動かす必要があると思います。メンタル面に支障をきたさないためにも重要なことだと思います。 これらのことに気をつけながら、今後も自宅から会社や、社会に貢献できるように努力していきたいです。

まとめ

テレワークには、もちろん良い点、悪い点が存在します。そして、テレワークの長所を最大化するためには気をつけるべき点も多くあると思います。テクノソリューションでは、社員・アルバイトの皆で協力をしながら、より良いリモートワーク環境を構築できるように努めていきたいと思います。 また、テレワークを通して得られた体験・知見が読者のみなさんに何かしらの役に立てば良いなと思っております。 在宅勤務について気になることや質問したいこと等がありましたら、ぜひコメントください!

【ロシアIT】スポーツ界に革命を!ロシアのスポーツテック企業についてまとめてみた

皆さん、こんにちは。テクノソリューションです。

緊急事態宣言は解けましたが、長い外出自粛要請が宣言されている間、なかなか体を動かしたり、スポーツを出来なかったりという方は多いのではないでしょうか。

今回は、そんなスポーツに注目して紹介していきたいと思います。

InMotion

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引用:http://inmotion-sports.tech/en

まず始めに紹介するのが、スポーツ選手トラッキングサービス「InMotion」です。 小型ウェアラブルバイスとなっており、InMotionを取り付けた選手のフィールドでの位置、加速度、状態、脈拍、心電図などのデータをリアルタイムで取得、送信することができます。データはWi-FiBluetoothで即座に送られるため、すぐに値を確認することも可能です。現在は約22のスポーツに対応しており、トレーナだけでなく、スカウトマンやメディア関係者なでへの需要もみこめます。 InMotionは2019年に設立された会社ながら、世界的なサッカーチームを含む、3,000人ほどのサービス利用者がいます。今後のサービス発展に期待できますね。 これからは、InMotionによってスポーツ選手のマネジメントもデジタル化されていくのでしょうか。

S10.run

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S10.runの利用画面
(引用:https://s10.run/

S10.run」は、ランニング専用のオンライントレーニングサービスです。「スチューデント」、「トレーナー」、「マラソン選手」の3つの利用プランが用意されています。 スチューデントプランを利用しているユーザーは、トレーナーユーザーを選ぶことができ、ランニング・ジョギングについてトレーニングを受けることが可能です。利用料金は月々約600円(280ルーブル)です。 トレーナープランのユーザーは、スチューデントユーザーにランニングについての指導をする必要がありますが、S10.runのサービスを無料で利用することが可能です。また、トレーナーをサポートをする機能がたくさん用意されているのも魅力的な点です。 さらに、S10.runによって集められたランニングのデータは自動的にグラフや表にまとめられるので、分析などを簡単にすることが可能です。 ジョギング・ランニングがもっと身近になる注目のサービスですね。

idChess

最後に紹介するのが「idChess」です。名前から想像できる通り、チェスに関するアプリケーションです。 「チェスはスポーツではないのではないか」という考えの人が日本では多いかもしれませんが、頭と精神力を使う「マインドスポーツ」と言われており、ヨーロッパではスポーツとして扱われることが多いです。特にロシアでは、チェス人口も多く、「チェス = スポーツ」という認識はかなり一般的です。 idChessを利用すれば、カメラでチェスの盤面を撮影するだけで、簡単に分析をすることが可能です。例えば、有利な手を教えてくれたり、自分の手に対して評価をしてくれたりすることができます。

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idChessアプリ
(引用:https://apps.apple.com/ru/app/idchess-play-and-learn-chess/id1464126978

チェスのトレーニングや実況解説、自身の能力分析、トーナメントの実施等に活用されています。アプリには、全ての機能を使える有料プランと、利用制限のかかった無料プランの2種類が用意されています。 無料で高性能な機械学習を利用したサービスが利用できるなんて、とても驚きですね。

まとめ

スポーツに関する優良なITサービスがロシアには多数存在することがわかったのではないでしょうか。 スポーツテックの特徴の1つは、今回紹介したサービスにも当てはまる通り、機械学習やIoTといった最新技術が多く利用されていることだと思います。スポーツプレイヤーの生体解析や動画の分析のためには、先端技術がどうしても必要になってきます。 ロシアに優秀なスポーツテックが多い理由は、そういった新しい技術を使いこなせるエンジニアが多いためであると考えます。 テクノソリューションでは、そういった優秀なロシア人エンジニア達と、日本人で協力した研究開発等ができるような未来を想像すべく、今後も日露ITビジネス分野での活動に力を入れていきます。

参考サイト

【コロナウイルス】ロシアテック業界のコロナウイルス対策まとめ

※このブログではCOVID-19(新型コロナウイルス)に関する内容が含まれています。

みなさん、こんにちは。テクノソリューションです。

コロナ禍の今、世界の様々な企業がワクチンの開発や、医療機器の支援、感染モデルの分析などについて取り組んでいます。

ロシアのテック企業も、例外ではなく多数の企業がこの危機を乗り越えようと、研究開発などに取り組んでいます。

今回のブログでは、ロシアのIT業界が新型コロナウイルスに対してどのように挑んでいるのかを紹介していきます。

IT

Yandex

Yandex (Яндекс)は、ロシアとその周辺諸国向けの検索エンジンを提供している会社です。Yandexは、ロシア、そして世界の感染者数を表示する地図の提供をしています。

この地図には新規感染者数、死亡者数、回復者数などがリアルタイムに表示されます。

Credentia

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引用:https://credentia.ru/

Credentiaは、法的に認められたデジタル書類の作成、発行、保存などを手掛ける企業です。現在は、HygieneGapというQRコードを使ったデジタルの健康状態証明書を提供しており、自身の体調の証明などに利用することが可能です。

Mepidemics

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Mepidemicsのアプリと専用デバイス
(引用:https://ru.mepidemics.com/

Mepidemicsは、オフィスなどの部屋を監視し、コロナウイルス感染の危険がないか知らせてくれるアプリケーションです。 MepidemicsはGPSではなく、専用の小型機械を利用して周りの状況を把握します。また、集められたデータは第三者に送信されることはなく、その点についても安心できます。

BioTech

Medical Biological Union

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引用:https://mbunion.com/

Medical Biological Union (Медико-Биологический Союз)は、バイオ・医療業界で様々な研究開発を行う会社です。特に診断学に強みがあります。 Medical Biological Unionは、喉や鼻の粘液からコロナウイルスに感染したかを15分ほど分析できる、高速検査キットを開発しました。

SistemaBioTech

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引用:http://sistemabiotech.com/

SistemaBioTech (Система-Биотех) も、コロナウイルス検査キットを開発した会社です。検査結果は、2時間ほどで知ることができます。90%~95%というかなり高い割合で正確な結果を得られるそうです。

National BioService

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引用:http://www.nbioservice.com/en/

National BioService (Национальный БиоСервис)は、ロシアにおけるバイオテクノロジーのインフラを目指す企業です。バイオテクノロジー分野における研究、開発、分析や、研究用の道具や製品の開発をしています。コロナ禍の現在は、ワクチンやテストといった研究を加速させる製品やシステムの提供をおこなっています。

AI

ズベルバンク

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引用:https://www.sberbank.ru/ru/person

ズベルバンク (Сбербанк)は、ロシアの最大手銀行です。ズベルバンクは、MedTechスタートアップ DOCDOCと協力し、オンライン検査を提供しています。また、数学的モデルを活用し、コロナウイルスの感染拡大を予想するAIを開発しました。

Gero

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引用:https://gero.ai/

Geroは、薬開発を支援するAIサービスを提供する企業です。 コロナウイルスに対しても、上記のプラットフォームを利用し解析、新薬の模索をしています。その結果、ウイルスに効き目のある可能性をもった新薬を開発することができたそうです。現在は、新薬の臨床実験等を行っています。

VisionLabs

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引用:https://visionlabs.ai/

VisionLabsは、画像処理やコンピュータービジョンといった分野の研究開発をしているロシアの企業です。 VisionLabsが開発した「VisionLabs TERMO」は、体温計を直に使うことなく体温を測ることができるプラットフォームです。最大で40人まで同時に体温を測ることができ、誤差はだいたい0.2℃ほどだそうです。

まとめ

ロシアでは、このように多くの企業がコロナウイルスに対抗すべく新しいサービスや製品の研究開発を進めています。

これらのサービスの中から、現状を打破するサービスや製品が現れると良いですね。 ここで紹介しきれなかった企業もまだ多いので、今後、他の企業についても紹介していきたいと思います。

参考サイト

【ロシアIT】とてもユニーク⁉ ロシアのHealthTech

皆さん、こんにちは。テクノソリューションです。

皆さんはHealthTechといった言葉を聞いたことがあるでしょうか。 Health と Technology をあわせて作られた造語で、医療やヘルスケアとITをかけ合わせたサービスを指す言葉です。

ヘルスケア分野への関心の高まりからHealthTechのニーズも上がってきており、世界で画期的なサービスが生まれています。

今回の記事では、ロシアで注目を受けるHealthTechサービスを紹介していきます。

DOCDOC

DOCDOCは、ロシアの最も成功しているHealthTech、MedTech スタートアップの1つです。既に、ロシア14の地域でサービスが展開されており、利用者は250万人を超えています。 DOCDOCは、医者や病院のオンライン予約サービスを展開しています。スマートフォンアプリやパソコンからの利用が可能です。

DOCDOCのアプリ
(引用:https://docdoc.ru/

このサービスの特徴は、医者へのレビューが可能な点です。そのため、利用者はより良いサービスを受けることが可能となっています。また、混雑状況を見ながら予約できるなどのオンラインならではの利点もあります。 DOCDOCの今後の成長に期待したいです。

Cardio QVARK

Cardio QVARKは、スマート心電計を提供するスタートアップです。Cardio QVARKが開発した、専用の心電計をスマートフォンに装着した状態で専用アプリを開くことで利用することが可能です。

心電図以外にも、血圧や血中グルコース量など様々な記録を付けることが可能です。 また、データは自動的に医療機関へ送られ分析されます。もし、データから体の不備が見つかった場合は、すぐに知らせてくれます。 いまだロシアでのみサービスが展開されていますが、今後日本を含めた世界で利用可能になると良いですね。

C track

C trackは、Iziterm (Изитерм) が開発した、赤ちゃん向けのスマート体温計です。 赤ちゃんの体にのせるだけで利用可能なため、簡単に体温が測ることが可能です。測った体温は、スマートフォンアプリから確認、管理可能です。体温の異常が検知された場合は、すぐにスマートフォンから通知が入ります。

Izitermが開発したC track
(引用:https://izitherm.ru/index.php/en/

C trackは医療機関で安全性が確認された素材で作られており、アレルギー反応等は起きづらく、口に入れても安全な設計になっています。 日本でも、C trackで赤ちゃんの健康を簡単に管理できるようになると良いですね。

welltory

welltoryは、「時間ではなく、エネルギーマネジメントをしよう!」というスローガンを掲げる、ストレスチェックサービスです。 スマートフォンのカメラに指を当て、心拍数を測り、その結果からユーザーのストレス度を計測します。計測結果は自動的にグラフ等にまとめられ、簡単に分析結果を知ることができます。

welltoryのエネルギーマネジメントアプリ
(引用:https://welltory.com/

料金体系は、無料と有料の2種類のプランがあります。無料プランの場合は、ストレス計測機能のみ利用することが可能です。有料プランの場合は、月々約1,000円で、ストレス計測に加え、ストレスに関するオンラインレクチャー動画の視聴や、専門家とのチャット機能なども利用可能です。 AndroidiPhoneで利用可能です。ぜひ、みなさんもエネルギーマネジメントを開始してみてはいかがですか?

まとめ

このように、魅力的なHealthTechサービスがロシアにも多く存在します。 健康支援へのニーズが高まる現在、このようなサービスはロシアでもどんどん増えていくと思います。 テクノソリューションでは、そういった企業と協力し、日本でのサービス展開を手がけたり、共同研究開発をしたりと日露ITの発展に貢献していきたいと考えております。

また、テクノソリューション自身もヘルスケア分野に関する研究開発を行っています。 ロシアのHealthTechサービスに負けないような製品を開発できるよう努めていきます。

参考サイト

https://tceh.com/post/health-tech-invest/

【メンバー紹介】インタビュー|田中勇真(アルバイト)

皆さん、こんにちは。テクノソリューションです。

テクノソリューションではアルバイトとして働く学生もいます。そんなアルバイトの皆さんにもインタビューをしました。

インタビュー第5弾では、山口県からオンラインで開発に参加している田中くんについて紹介いたします。

tanaka
アルバイトの田中くん

テクノソリューションではどのような業務をしていますか?

健康登山アプリの値処理の部分を担当しています。

普段は何をしていますか?

山口県で機械系の高専生をしています。 3DプリンターVR、IoTなどに興味があり幅広く遊んでいます。

テクノソリューションでアルバイトを始めた動機はなんですかあ?

オンラインイベントに登壇しながらリモートワークの案件を探していたのですが、IoTLTのイベントでちょうど坂口さんが健康登山アプリに関するLTとともに新規メンバーの募集をしていたので、すぐに交渉をはじめてイベントの1週間後にはコミットしていました。

他のアルバイトと比べた、テクノソリューションの特徴はなんですか?

中小企業だからこそ皆が対等に議論しあいながらプロジェクトを勧められるところだと思います。個人の責任が大きい分、自分も日々勉強しながら喰らいついていっております。

どのような人がテクノソリューションのアルバイトに向いていると思いますか?

思い付きを事業に変えられる人。自分も技術のみに徹しがちになりますが、会社は分野にとらわれず常に新規事業を探っているので、挑戦的な人にはおすすめです。

あなたの今後の目標、挑戦、夢はなんですか?

魅力的なアイデアを形にしていきたい。あらゆる技術に触れ、知的好奇心を満たしつつ、人の役に立ちたい。個人に合ったプロダクトを消費者が自ら作っていける「自産自消」の社会を実現したい。1人では生きていけない世界で1人で生きていくためのものを作りたい。

ブログの読者に一言よろしくおねがいします。

私のブログも見てください(笑)http://blackuma.hatenablog.com/ 本当になんでスマホアプリ開発してるんだ?という感想を抱けることと思います!


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ご興味を持たれた方は、ぜひご連絡お願いいたします。

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