【ロシアIT】スポーツ界に革命を!ロシアのスポーツテック企業についてまとめてみた

皆さん、こんにちは。テクノソリューションです。

緊急事態宣言は解けましたが、長い外出自粛要請が宣言されている間、なかなか体を動かしたり、スポーツを出来なかったりという方は多いのではないでしょうか。

今回は、そんなスポーツに注目して紹介していきたいと思います。

InMotion

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引用:http://inmotion-sports.tech/en

まず始めに紹介するのが、スポーツ選手トラッキングサービス「InMotion」です。 小型ウェアラブルバイスとなっており、InMotionを取り付けた選手のフィールドでの位置、加速度、状態、脈拍、心電図などのデータをリアルタイムで取得、送信することができます。データはWi-FiBluetoothで即座に送られるため、すぐに値を確認することも可能です。現在は約22のスポーツに対応しており、トレーナだけでなく、スカウトマンやメディア関係者なでへの需要もみこめます。 InMotionは2019年に設立された会社ながら、世界的なサッカーチームを含む、3,000人ほどのサービス利用者がいます。今後のサービス発展に期待できますね。 これからは、InMotionによってスポーツ選手のマネジメントもデジタル化されていくのでしょうか。

S10.run

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S10.runの利用画面
(引用:https://s10.run/

S10.run」は、ランニング専用のオンライントレーニングサービスです。「スチューデント」、「トレーナー」、「マラソン選手」の3つの利用プランが用意されています。 スチューデントプランを利用しているユーザーは、トレーナーユーザーを選ぶことができ、ランニング・ジョギングについてトレーニングを受けることが可能です。利用料金は月々約600円(280ルーブル)です。 トレーナープランのユーザーは、スチューデントユーザーにランニングについての指導をする必要がありますが、S10.runのサービスを無料で利用することが可能です。また、トレーナーをサポートをする機能がたくさん用意されているのも魅力的な点です。 さらに、S10.runによって集められたランニングのデータは自動的にグラフや表にまとめられるので、分析などを簡単にすることが可能です。 ジョギング・ランニングがもっと身近になる注目のサービスですね。

idChess

最後に紹介するのが「idChess」です。名前から想像できる通り、チェスに関するアプリケーションです。 「チェスはスポーツではないのではないか」という考えの人が日本では多いかもしれませんが、頭と精神力を使う「マインドスポーツ」と言われており、ヨーロッパではスポーツとして扱われることが多いです。特にロシアでは、チェス人口も多く、「チェス = スポーツ」という認識はかなり一般的です。 idChessを利用すれば、カメラでチェスの盤面を撮影するだけで、簡単に分析をすることが可能です。例えば、有利な手を教えてくれたり、自分の手に対して評価をしてくれたりすることができます。

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idChessアプリ
(引用:https://apps.apple.com/ru/app/idchess-play-and-learn-chess/id1464126978

チェスのトレーニングや実況解説、自身の能力分析、トーナメントの実施等に活用されています。アプリには、全ての機能を使える有料プランと、利用制限のかかった無料プランの2種類が用意されています。 無料で高性能な機械学習を利用したサービスが利用できるなんて、とても驚きですね。

まとめ

スポーツに関する優良なITサービスがロシアには多数存在することがわかったのではないでしょうか。 スポーツテックの特徴の1つは、今回紹介したサービスにも当てはまる通り、機械学習やIoTといった最新技術が多く利用されていることだと思います。スポーツプレイヤーの生体解析や動画の分析のためには、先端技術がどうしても必要になってきます。 ロシアに優秀なスポーツテックが多い理由は、そういった新しい技術を使いこなせるエンジニアが多いためであると考えます。 テクノソリューションでは、そういった優秀なロシア人エンジニア達と、日本人で協力した研究開発等ができるような未来を想像すべく、今後も日露ITビジネス分野での活動に力を入れていきます。

参考サイト