【価値観カード】「Wevox Values Card」が想像以上に良いツールだった

皆さん、こんにちは。テクノソリューションです。

突然ですが、価値観カードはご存じですか? 様々な価値観が書かれたカードのことで、ゲームをプレイしながら、自分の価値観について分析することができたり、他の人の考え方を知ることができたりすることができます。

テクノソリューションでは、2020年度上半期が過ぎる直前に、この半年間の事業活動に対して、自分たちを見直す機会を作る目的で、「Wevox Values Card」という価値観カードのオンライン版(無料)で遊んでみました。

1. 価値観カードとは

既に少し述べましたが、価値観カードとは、多種多様な考え方が書かれたカードのことです。 テクノソリューションで使った、Wevox Values Cardには、「喜び」・「経験」・「友情」等、89種類もの価値観が用意されています。 遊び方も1つではなく、テーマを設けたり、オリジナルの遊び方を考えたりと様々な楽しみ方があります。

今回は、テーマを「仕事をする上での価値観」とし、最もスタンダードな方法で遊びました。以下が、その遊び方の簡単な説明です。

  1. プレイヤーに5枚カードを配る。残りのカードは山札とし、場の真ん中に置く。
  2. 最初のプレイヤーは山札からカードを一枚引き、6枚の手札から最も自分の価値観と遠いものを捨て場に置く。
  3. 次のプレイヤーは、山札から1枚、もしくは、捨て場から1枚カードを取り、最も自分の価値観と遠いカードを捨て場に置く。山札がなくなるまで、プレイヤーを変え、手順3. を繰り返す。
  4. 山札がなくなったら、カードを公開し、なぜそのカードを残したのか等、自分の価値観について伝える。他の人が質問をすることも可能。

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Wevox Values Card Online プレイの様子

また、現在、Wevox Values Cardでは、無料のオンライン版がリリースされています。 テレビ会議システムで、社員同士が話をしながら、価値観カードで遊ぶことができます。 テレワークを行っている社員とリアルに会えなくても、オンラインで遊ぶことができるので、とても便利ですね。

2. ゲームの結果と感想

Wevox Values Cardの特徴は、結果を1つの画像として保存したり、シェアしたりできる点です。 その機能を使い、テクノソリューションのメンバーがどのような価値観を持っているのか紹介していきたいと思います。

1. 坂口さん

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今回のお題は「仕事における重要な価値観」ということでしたので、まず「健康」を選びました。何をするにも、健康でいることが大前提となります。 つぎに「ビジョン」を選びました。経営者として最も重要なことは、社会への貢献です。私達の仕事を通じて、社会にどのような便益をもたらすことができるのかを言葉として明確にする必要があります。従業員はもちろんのこと、顧客やパートナーにもご理解いただけなければ、貢献などできません。
3番目には、「プロフェッショナル」です。ビジョンを実現するためには、私たち個人としても、企業としても専門性が必要です。私たちは情報技術のプロとして、痒いところに手が届くサービスを提供していきたいと考えています。
4番目と5番目は、「信頼」と「感謝」です。人間社会は、この2つで成り立っていると言っても過言ではありません。相手を信頼し、相手からも信頼される。相手に感謝し、相手からも感謝される。ヒトとヒトとのつながりは、信頼と感謝から成り立っていると考えています。

まずは、テクノソリューションのリーダー、坂口さんでした。 社員を率いるという役職であり、その上で大切にしていることを選んでくださいました。 特に、「感謝」と「信頼」で人間関係が成り立つと考えているそうですが、確かにそうだなと、納得できるとともに、自分はちゃんとそうできているかと振り返る良いきっかけにもなりました。

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2. 渡辺さん

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同じ時間軸を仕事も家族も共有している。仕事も「家族」も自分で選んだものだから、どちらかを犠牲にしたくない。両立のためには「計画性」は必須と思われる。(もちろん計画の変更はありだが、あくまでも改善が前提)
自分の過去の仕事や業務内容は、常に新しいこと(業務内容、OSや言語、ハードウェア等全て)が短期間に変わることが多かった。そのような状況では、躊躇していては進めない。このような場合、行動を起こすために、「勇気」はきっかけ、「情熱」はモチベーション、「活性化」は風化を防ぐために必要なメンテナンスが必要と思われる。
「論理的」「知性」等、捨てるか取り入れるか迷うカードもあったが、「作業に紐付くこと」や「メソッドを表すもの」は部分的であるとして対象から外した。
個人的に<行き当たりばったり>は嫌いではないけれどそれはあくまで遊びの範疇。消費された時間を後で後悔しないための努力とは、先を見越して計画を立てることが前提だと思っている。どちらに舵を切るべきか、どちらに舵を切ったところで先が見えているわけでもないし、正解である保証もないのだから「勇気」を振り絞って飛び込むしかないわけで、それも家族のためであり、選んだ仕事への責任でもあると思っている。

開発チームのリーダー渡辺さんは、「家族」と「仕事」の両立を大切だと考えていることが良くわかりました。「計画性」がプライベートと仕事を両立するために必要であるとおっしゃっていましたが、開発業務をする上でも、計画性は大切だと思います。私は、計画を立ててもなかなかそれ通りに進まないことも多いので、今後、見習っていきたいと思います。

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3. 古橋さん

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まず、以下の3つを取り込んだアイデア(サービス)を考えることが世の中に必要なサービスに必要と考えた。
◯偶発性
 →周りの状況(現在発生している課題)を取り込める柔軟性
 →偶然な要素があったほうが面白そう。
◯貢献
 社会貢献にならないサービスは余り意味がない。
 世の中の役に立つものでないと実用化されても利用されない。
◯グローバル
 ITを利用する前提の場合、世界的な視点が必要。
上記の3つから創造したアイデアやサービスを実現するために必要な要素として下記を選択。
◯思考
 行動する前に下記を考える。
 ・どうやったら実現できるか、成功率が高くなるか。
 ・どの程度の規模、コスト(労力)が必要か。
 ・本当に考えたサービスが必要か?等々。
◯行動
 思考したことを実行する。最も大事である。

次にエンジニアである古橋さんです。エンジニアの仕事は、ITの力を使い、サービスを作っていくことです。古橋さんは、そのサービスを作っていく上でどのようなことが大切と考えるかが、カードから分かってきますね。 「偶発性」が入っていることが興味深いですね。様々なサービスの開発秘話を見ると、たまたまやっていたことや、たまたま感じたことから生まれたものが多いような気もします。普段の生活の中の偶発的なことに注目することがエンジニアにとって大切なことの1つなのかもしれませんね。

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4. 松浦

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最後に、私、松浦のカードについてです。

アルバイトという形で開発業務に携わっていますが、作業をしていると様々な課題に直面します。それの解決をするにあたって、ごり押しをすることもできることも多いです。しかし、例えば、保守性や効率、速度などに気を付けて、「工夫」をしながら開発をすることが大切であると思い、「創造性」を選びました。また、私はまだまだ経験が浅いので、普段の業務や課題、その解決の道筋で様々な「発見」があります。それを見逃さずに、自分の体験として積み上げていくことが重要だと考えています。そういった「工夫」や「発見」を繰り返し、スキルやサービスの質、チームや会社が「変化」をしていくことが、働くことの1つの側面だと思います。そして、働く上でのモチベーションが「喜び」であると思います。例えば、製品に対する感謝や、上司やチームメンバーからの感謝などです。もちろん、自分から相手に喜びを与えることも忘れてはいけないと思います。最後に、これら4つの要素がある環境でも、そこが自分にとって居心地の悪い場所であれば、逆に不健康である気がします。今までのアルバイトでも「心地良さ」があった場所の方が、長く続けられていることも、このカードを選んだ理由の一つです。

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まとめ

今回、Wevox Values Cardをプレイしてみて、自己分析ができ、また、他のメンバーの考え方を知ることもでき、とても満足に感じました。 またいつか、遊んでみたときに、自分の考えや、周りの価値観がどのように変わるのかも気になるところです。 Wevox Values Card Onlineでしたら、無料で体験ができるのも魅力の1つだと思います。(2020/9/10現在)

テレワーク中の方は、オンライン版で、オフィス勤務が始まっている方は通常のカード版で、価値観カードで遊んでみると様々な発見があって、楽しめると思います。 ぜひプレイしてみてはいかがですか。