【ロシアIT】ロシアのFoodTechが熱い!

皆さん、こんにちは。テクノソリューションです!

皆さんは、食べることが好きですか? コロナウイルスの影響で頻繁に外出を出来なくなった今、「出前」の形式をとったFoodTechサービスに注目が集まっていると思います。 また、日本では食品廃棄が問題になっており、そういった課題の解決を目指したFoodTech企業も増えてきています。 この動向はロシアでも同じで、優良なFoodTechサービスが次々に誕生しています。

今回のブログではロシアにはどのようなFoodTechサービスがあるのかをいくつか紹介していきたいと思います。

Briskly

Briskly無人販売店舗サービスを手掛けるスタートアップ企業です。冷蔵庫型の販売機「Micromarket Briskly」と、無人販売所「Briskly Go」を提供しており、モスクワや他の大都市を中心にロシア全土へサービスを拡大しています。無人販売所では、お弁当やお菓子、飲み物等の飲食物や、シャンプー等の生活用品を購入することが可能です。無人販売所の防犯対策も万全で、取り付けられたカメラがサービス利用者を常に見張っており、怪しい行動が見つかった場合は、録画した映像を専門機関へ自動送信することが可能です。また、商品の分析機能もあるため、マーケティングにも役に立ちます。

Briskly GoとB-payのデモムービー

無人販売サービスを利用するためには、専用アプリ「B-Pay」を利用する必要があります。近くにあるBrisklyの無人販売所を探し、その販売所のロックを解除し、商品を取り、そのままキャッシュレス決済するといった一連の流れを全て1つのアプリから行うことが出来ます。B-Payのバーコード読み込む機能・支払機能は、Brisklyと提携したスーパー等でも利用することができます。アプリのおかげでレジの列に並ばず会計を済ませられるのは便利ですね。

Monty Cafe

Monty Cafe はロボットによる屋台やカフェを提供している企業です。様々なイベントや展示会で、Monty Cafeのロボットは好評を受けており、ロシアだけでなく、アメリカでもサービスが展開しています。

Monty Cafeのデモムービー

Monty Cafeのロボットは、コーヒーやカクテルといった飲み物やマフィンやアイスクリームなどのデザートなどの食べ物を提供することが可能です。また、Monty Cafeのオーナーは、グラフなどで可視化された販売データを、専用アプリから簡単に確認することができます。
さらに、ロボットが提供や料理をする「ロボットレストラン」も展開しており、中国や韓国、タイなど主にアジアの国々でサービスが展開中です。いつか日本でも、Monty Cafeのロボットカフェやロボットレストランで食事ができる日が来ると良いですね。

foodcast

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foodcastの利用画面
引用:https://foodcast.ai/

foodcast は、レストランの食品管理のソフトウェアで、AI技術を用いている点が特徴です。利用開始後、1ヶ月で約40%の無駄を省くことが可能だそうです。
使い方も簡単で、料理のレシピと先週のデータを入力するだけで自動的に、新しい注文リストを作成してくれます。また、注文リスト予想には100以上の要因を用いており、90~95%のレベルで正確な結果を返してくれます。分析結果はエクセルから確認できるため、特別なソフトを新しくインストールする必要もありません。
さらに、foodcastはOpen APIも提供しているため、自社システムへの統合も簡単に行うことができると思います。 foodcastが更に普及することでロシアだけでなく、世界の食品廃棄が減ると良いですね。

まとめ

レベルの高いFoodTechがロシアには多く存在することがわかったのではないでしょうか。自分たちの食事情を豊かにしたいという気持ちは全世界で共通なのかもしれないですね。 AIなどの先端技術を用いた新しいFoodTechサービスが今後も増えていくことに期待しています。

参考サイト